お悩み・自覚症状
8か月前に左膝半月板縫合手術を受け、2か月前より練習に部分復帰。
しかし、練習強度を上げた直後から再び同部位に痛みが出現し来院。
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主訴:左膝屈曲時痛、荷重時痛、ジャンプ着地時に痛みが強い
(10代 男性 高校生)
施術内容と経過
- 電気療法
- 整体
- 筋膜リリース
- 運動療法
- 骨格矯正
【初検】
8か月前に左膝半月板縫合手術を受け、2か月前より練習に部分復帰。
しかし、練習強度を上げた直後から再び同部位に痛みが出現し来院。
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主訴:左膝屈曲時痛、荷重時痛
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所見:
・関節可動域制限(屈曲制限)
・大腿二頭筋・大腿筋膜張筋の緊張
・膝半月板部への圧痛なし(明らかな再損傷は認められず)
・左股関節屈曲・開排制限
・腸腰筋・殿筋群の過緊張
・腰部体幹可動域制限
【1診目】
アプローチ
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膝関節・股関節のモビライゼーション、アライメント調整
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腸腰筋・殿筋群・大腿二頭筋リリース
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体幹部の骨格矯正により体幹と下半身の連動性の改善
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超音波+IM2000で疼痛・緊張軽減
結果
膝屈曲時の痛みが軽減。荷重動作もスムーズに。
【2診目(2日後)】
状態
「膝の曲げ伸ばしが前よりスムーズ」「歩行時の痛みはほぼ気にならない」と報告。
アプローチ
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前回と同様の手技+骨格矯正
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PNFで膝・股関節の協調性を促通
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大腿部の柔軟性回復エクササイズを指導
結果
関節可動域が改善。
練習ではパス練習+リハビリメニューをフィジカルトレーナーの指示のもとで再開を許可。
【3診目(4日後)】
状態
「パス練習は痛みなくできた」「切り返しはまだ不安」との報告。
アプローチ
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股関節可動性改善を中心にPNF
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体幹部回旋・安定性トレーニング
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IM2000で深部修復サポート
結果
膝屈曲可動域が正常値に近づき、練習後の膝の張りも軽減。
【4診目(1週間後)】
状態
「走るのもだいぶスムーズになってきた」と報告。
ジョギングレベルでの動作に支障なし。
アプローチ
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走動作を想定した股関節・体幹連動エクササイズ
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骨盤・脊柱アライメントの微調整
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動的安定性強化トレーニング
結果
練習後も痛み出現なし。次の段階として軽いダッシュ練習を許可。
【5診目(10日後)】
状態
「ダッシュもできた。切り返しで少し怖さはあるが痛みはなし」
アプローチ
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アジリティ動作を想定したPNFエクササイズ
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腸腰筋・殿筋群の強化
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膝周囲の安定性強化
結果
切り返し動作での不安感が軽減。競技復帰への準備が整い始めた。
【6診目(12日後)】
状態
「実戦形式の練習も参加できた。痛みゼロ」
アプローチ
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全身連動を意識したトレーニング(股関節→体幹→下肢)
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運動フォーム修正
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最終的な骨盤・胸椎モビリティ調整
結果
フル練習に参加しても痛みの再発なし。
【7診目(14日後)】
状態
「試合形式でも違和感なし。完全復帰できそう」との報告。
アプローチ
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パフォーマンスアップを目的とした最終調整
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再発予防セルフケア指導(ストレッチ+体幹トレ)
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IM2000でコンディション調整
結果
膝の痛み完全消失。関節可動域・筋バランスともに良好。2週間・7回の施術で完全競技復帰を達成。
【まとめ】
半月板縫合術後の再発痛は、膝そのものではなく股関節・体幹・筋緊張のアンバランスが原因になるケースが多くあります。
当院では膝局所にとどまらず、股関節・骨盤・体幹の連動性を整えることで、
短期間での競技復帰と再発予防を実現しました。
※施術の効果は個人差があります。
整骨院、接骨院選びに迷う時間、お悩みにかけるお金、もう無駄にしないでください。
まずはご予約いただき、お話をお聞かせいただければと思います。