お悩み・自覚症状
2ヶ月ほど前から、部活(サッカー)の練習中や階段の上り下りで右膝下に痛みが出るように。
最近ではボールを蹴る瞬間やダッシュ、しゃがむ動作でも痛みが強くなり、プレー中にかばう様子も見られるとのこと。
保護者からも「練習の後は膝を押さえて辛そうにしている」との訴えあり。
(10代 )
施術内容と経過
- 電気療法
- 整体
- 筋膜リリース
- 運動療法
- 骨格矯正
【初検】
2ヶ月ほど前から、部活(サッカー)の練習中や階段の上り下りで右膝下に痛みが出るように。
最近ではボールを蹴る瞬間やダッシュ、しゃがむ動作でも痛みが強くなり、プレー中にかばう様子も見られるとのこと。
保護者からも「練習の後は膝を押さえて辛そうにしている」との訴えあり。
【評価・所見】
・右脛骨粗面部に明らかな圧痛と隆起
・大腿四頭筋(特に外側広筋)の緊張が強く、柔軟性低下
・膝蓋骨の可動性低下(特に上下方向)
・股関節屈曲・内旋の可動域制限あり
・腸腰筋・大腿直筋の短縮
・骨盤前傾、胸椎伸展制限も見られ、姿勢バランスが崩れていた
【1診目】
■ アプローチ内容
- 大腿四頭筋、腸腰筋への手技
- 膝蓋骨モビリゼーションで局所の滑走性を改善
- 股関節・胸椎のアライメント(関節の位置)調整、胸椎のモビリティトレーニングを行う
- IM2000(電気治療)で局所炎症と筋緊張の軽減
- 部活動時の負荷管理について本人・保護者に指導
■ 結果
圧痛はやや軽減。膝の動きがスムーズになり、しゃがむときの痛みも軽くなったと実感あり。
【2診目(3日後)】
■ 状態
「ジャンプはまだ怖いけど、階段は前より楽」との報告。
膝蓋骨・股関節の動きが回復傾向にあり、大腿部の張りも緩和。
■ アプローチ内容
・前回と同様の手技+骨格の安定性向上を目的とした調整
・膝関節と股関節の連動を意識したPNFストレッチを実施
・自宅ケア:大腿前面ストレッチ+胸椎のモビリティトレーニング指導
■ 結果
屈伸動作の際の痛みがさらに軽減。歩行時の違和感もほぼ消失。
【3診目(5日後)】
■ 状態
「練習後もあまり痛がらなくなった」「走る動作がラク」と保護者より報告。
本人も「ストレッチするとラクになる」と意識が高まっている様子。
■ アプローチ
・股関節モビリティ向上+体幹安定性強化
・大腿四頭筋の左右差を整えるPNFテクニック
・IM2000継続で筋緊張と局所循環を改善
■ 結果
練習量を調整しつつ、プレー後も大きな痛みはなし。日常生活は問題なくこなせる状態に。
【4診目(1週間後)】
■ 状態
「走っても痛くない」「正座以外は大丈夫」との報告。
膝蓋靭帯・脛骨粗面の圧痛もほぼ消失。筋の柔軟性も大幅に改善。
■ アプローチ
・再発予防の運動フォーム確認
・蹴る・走るなど競技動作に必要な筋の連動性トレーニング
・セルフリリースとストレッチの復習・指導
■ 結果
軽い部活動復帰を許可。終了後のケアも習慣化しつつある。
【5診目(1週間後)】
■ 状態
「痛みもないし普通にプレーできてる」と報告。
チーム練習にも完全復帰し、ポジションプレーも再開。
■ アプローチ
・骨盤・膝・股関節の連動を動的にチェック
・フォームの癖に対する修正と運動指導
・IM2000によるメンテナンスと組織修復サポート
【その後の経過】
症状消失後も、成長期の骨への負荷や筋肉のアンバランスが続くことを考慮し、
月2回のケア施術を継続中。現在も痛みの再発はなく、練習・試合ともに問題なく参加。
本人のセルフケア意識も高く、非常に良好な状態を維持している。
【まとめ】
オスグッドは成長期特有のスポーツ障害ですが、
原因は「成長痛」だけでなく、股関節・骨盤・体幹の動きのクセや柔軟性の低下が複合的に関わります。
当院では、膝だけでなく全身を評価・調整し、競技復帰と再発予防を両立できるサポートを行っています。
※施術の効果は個人差があります。
整骨院、接骨院選びに迷う時間、お悩みにかけるお金、もう無駄にしないでください。
まずはご予約いただき、お話をお聞かせいただければと思います。