動く関節と支える関節の連動性から考える根本アプローチ|鍼灸接骨院oasis

「運動をすると、かかとが痛い」
「走ると足を引きずる」
「でも練習は休みたくない…」

そんな悩みを抱える小学生アスリートに多いのが「シーバー病(踵骨骨端症)」です。

この疾患は、単なる成長痛ではなく、動作や身体の使い方のクセが強く関係する「成長期のスポーツ障害」です。
そして、その背景には“動く関節”と“支える関節”の機能バランスの崩れ
があります。


「かかとの炎症」は結果でしかない

シーバー病は、かかとの骨(踵骨)に炎症が起きている状態ですが、
その炎症の原因は単純な「使いすぎ」や「成長痛」ではありません。

子どもたちはまだ筋力や柔軟性が不安定なため、
本来なら股関節や体幹が担うべき衝撃吸収や推進力を、
足首や足部などの末端で無理に行ってしまう傾向があります。

その結果、アキレス腱の牽引力が過度に加わり、踵骨の骨端線にストレスが集中し、炎症を引き起こすのです。

つまり、かかとに痛みが出るのは「末端のオーバーワーク」であり、動作の連動性に問題があるというサインでもあります。


「動く関節」と「支える関節」の視点から分析

当院では、患部の痛みだけを見るのではなく、全身の運動連鎖をチェックします。
特に注目するのが、以下の関節の役割です。

  • 動く関節:股関節・胸椎・肩甲骨
  • 支える関節:膝関節・腰椎・足関節

スポーツ動作では、これらが交互に連動しながら効率よく力を伝達・吸収しています。

しかし、成長期はまだ体幹が不安定で股関節の可動域が狭く、「動くべき関節が動かない」状態になりがちです。
すると、代償的に**「支えるべき関節(足首・かかと)」が動いてしまい、炎症が起きやすくなる**のです。


実際にあったケース

小学6年生、サッカーを週5日以上行う男の子。
「右のかかとが痛くて、練習後はびっこを引いて歩く」と来院されました。

検査では、

  • 右股関節の内旋・屈曲制限
  • 体幹の回旋動作の左右差
  • 右肩甲骨の可動性低下
  • 立位での踵荷重と膝内側への崩れ

が確認されました。かかと自体の炎症もありましたが、
本質的な原因は“体幹-股関節-足部”の連動不全による荷重の偏りでした。


鍼灸接骨院oasisでの対応

シーバー病に対して当院が行うのは、単なるアイシングや電気治療だけではありません。

  • 股関節・体幹・足部の連動改善
     → 体幹の安定性トレーニング、殿筋・腸腰筋・足底筋群の連動性強化
  • 関節ごとの役割回復
     → 動く関節には可動性を、支える関節には安定性を与える施術
  • 痛みをコントロールする手技・物理療法
     → 超音波・微弱電流・局所の軟部組織調整
  • 鍼灸による筋緊張・循環改善(必要に応じて)
     → ふくらはぎや足底の過緊張を緩め、回復を早めます

さらに、運動を完全に止めずにできる範囲で続ける方法も一緒に模索します。
「好きなことを諦めさせない」というのが、私たちの方針です。


ご家庭での注意点

  • 柔らかすぎるサンダルやスリッパで長時間過ごさない
  • 寝る前にふくらはぎ・足底のストレッチを習慣に
  • 荷重バランスが乱れる姿勢(片足重心・内股歩行)に注意
  • 靴選びは踵がしっかり支えられるものを

最後に

シーバー病は「その場しのぎの対処」では再発を繰り返します。
成長期の一時的な痛みと捉えず、身体全体の連動性・機能的なバランスから見直すことが、再発予防とパフォーマンス向上につながると私たちは考えています。

「ケガを乗り越えて、もっと強くなりたい」
その気持ちを、専門的な視点で支えるのが鍼灸接骨院oasisです。

葛飾区立石、青砥、四つ木エリアでスポーツを頑張るお子さまの痛みにお困りの方は、どうぞ一度ご相談ください。

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まずはご予約いただき、お話をお聞かせいただければと思います。