【鵞足炎(がそくえん)とは】
膝の内側、運動中や階段で「ズキッ」と痛むあなたへ
● 鵞足炎とは?
鵞足炎(がそくえん)とは、膝の内側、少し下あたりにある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部分で炎症が起きて、運動時や階段の昇り降りで痛みが出る状態を指します。
この「鵞足」とは、以下3つの筋肉の腱が集まって、脛骨(すねの骨)に付着する部分のこと:
- 縫工筋(ほうこうきん)
- 薄筋(はっきん)
- 半腱様筋(はんけんようきん)
この3本の腱がガチョウの足の形に似ていることから「鵞足」と呼ばれています。
● 痛みが出る原因は?
鵞足炎の原因は、鵞足部に繰り返し摩擦や牽引ストレスがかかることです。特に以下のような状況で多く発生します:
- ランニングやジャンプ動作が多いスポーツ(陸上、サッカー、バスケなど)
- フォームの崩れによる膝内側への負担集中
- 太もも内側やハムストリングスの柔軟性低下
- O脚傾向や、股関節〜足部のアライメント不良
- 急な運動量の増加や、硬い路面での走行
よくある症状
曲げ伸ばしや体重をかけたときに不快感鍼灸接骨院oasisのアプローチ
膝の内側の骨の出っ張り(脛骨内側)に痛みや圧痛
ランニングや階段昇降時にズキッとした痛み
運動後にジンジンとした違和感
鵞足炎は膝だけを見ても改善しにくい疾患です。当院では、体の連動性に着目しながら、以下のような施術を行います。
oasisでは、鵞足炎のトラブルに対して、電気やマッサージだけではなく「自分の身体を自分で変える」運動療法を中心としたアプローチを大切にしています。
今回は、PNFストレッチやモビリティトレーニングがなぜ鵞足炎に効果的なのか? その理由を、深掘りしてお伝えします。
なぜPNFやモビリティが鵞足炎に効果的なのか?
ポイントは「筋肉の使い方」と「関節の動きの再教育」
鵞足炎は、単に膝の内側の炎症というだけでなく、筋肉の使い方のクセや関節の硬さが原因で起こることがほとんどです。
ここで大切になるのが、**「PNFストレッチ」と「モビリティトレーニング」**です。
PNFストレッチが効く理由
PNF(固有受容性神経筋促通法)は、
**“ただ伸ばすだけではなく、筋肉に意識的に力を入れてから伸ばす”**というアプローチ。
これによって以下の効果が得られます:
- 筋肉の反応速度・協調性がアップ(=力の入りすぎや使いすぎを防げる)
- ストレッチの効果が深部まで届きやすい
- 身体が「正しい動き」を思い出すきっかけになる
たとえば、鵞足を構成する筋肉の一つである「半腱様筋」は、座り姿勢や股関節の硬さが原因で使いにくくなっているケースが多くあります。
その状態で動いていると、膝に負担が集中しやすくなるんですね。
PNFを使うことで「力の入れ方」と「伸ばし方」のバランスを整え、再発しにくい状態を作ることができます。
モビリティトレーニングが効く理由
「モビリティ」とは、関節が“自由に”動ける力のこと。
鵞足炎を抱える方は、多くの場合、股関節・足首の可動域が低下していて、膝に過剰なストレスが集中している状態です。
つまり膝が悪いのではなく、膝が“代わりに頑張らされている”だけというケースがとても多いのです。
モビリティトレーニングでは、
- 股関節の内旋・外旋の可動域アップ
- 足関節の背屈制限の解消
- 骨盤と体幹の協調性の回復
といった部分を重点的にトレーニングしていきます。
結果として、膝にかかる無駄なストレスが解消され、炎症の回復もスムーズになるのです。
oasis独自の評価、整体×運動療法
「動きのクセ」を“見える化”してから施術プランを立てます
oasisでは、すべての施術に入る前に、まず「動作評価」を丁寧に行っています。
関節可動域・筋力検査
股関節や足関節、膝関節の可動域を細かくチェック、わかりやすい説明でお体の状態をご自身のお体の状態を理解していただくことで、トレーニング中に気を付けること、セルフストレッチの制度を上げていきます。
この評価をもとに、
- PNFストレッチが必要な筋肉
- モビリティを高めるべき関節
- 生活指導で改善すべき習慣
をカスタマイズして施術・トレーニングプランを組み立てていきます。
まとめ 〜 鍼灸接骨院oasisで膝の内側の痛みを根本からケア
鵞足炎は、体の使い方の癖や筋肉のアンバランスからくることが多い症状です。
膝の内側の違和感や痛みがある方は、早期の対処で症状の改善と再発予防が可能です。
運動を続けたい方、パフォーマンスを維持したい方は、ぜひ鍼灸接骨院oasisにご相談ください!
鍼灸接骨院oasis
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