動く関節・支える関節から読み解く「本当の原因」とセルフチェック方法
「腰が痛い=腰が悪い」ではない?
腰痛と聞くと、「重い物を持った」「長時間座っていた」「中腰で作業した」など、“きっかけ”となる動作ばかりに注目が集まりがちです。
しかし、実際には「腰が痛くなる状態が日常の中で積み重なっていた」という方がほとんどです。
その“痛みの背景”を読み解く鍵となるのが、関節の構造と役割です。
関節には「動かす関節」と「支える関節」がある
私たちの体は、頭から足まで数十個の関節で構成されています。その中には、それぞれ「よく動くべき関節」と「安定して支えるべき関節」が存在します。
この考え方は、関節機能連鎖理論と呼ばれ、現代のリハビリ・トレーニング・治療現場でも広く用いられています。
以下は代表的な関節の役割です:
関節部位 | 本来の役割 |
---|---|
足首 | 可動性(よく動く) |
膝 | 安定性(支える) |
股関節 | 可動性 |
腰椎 | 安定性 |
胸椎 | 可動性 |
頸椎 | 安定性 |
ここで注目したいのが、「腰椎(いわゆる腰)」は**“動く”のではなく“支える”のが役割**であるという点です。
腰痛は「動くべき関節が動かないこと」で起こる
本来は“支えるだけ”でよい腰が、なぜ動かされてしまうのか?
それは、股関節や胸椎など**「本来よく動くはずの関節」が動かなくなったとき、体がその分を腰で代償しようとするから**です。
例
- 股関節が硬い人が前屈すると、腰を丸めて代わりに動かそうとする
- 胸椎が硬い人が体をひねると、腰を無理にひねってしまう
この「動くべき関節が動かず」「動いてはいけない腰が代償する」状態が、慢性的な腰痛・繰り返すぎっくり腰・スポーツ障害などの原因になっていることが非常に多いのです。
腰痛は“結果”であり、“原因”は他の場所にあることが多い
腰が痛いからといって、そこだけマッサージしても、一時的に緩和するだけでまたすぐに戻ってしまうのはこのためです。
腰はあくまで「代償して傷んでいる」場所。
根本の原因は、可動性が低下している関節や、安定性を失っている部位にあります。
そのため、当院では以下のような総合的な評価を行います:
- 胸椎のひねり・倒し動作(回旋・側屈)
- 股関節や足首の柔軟性
- 体幹の安定性(コア機能)
- 姿勢・歩行・スポーツ動作の再現テスト
あなたの腰は大丈夫?セルフチェックで確認しよう
ご自身の体が、腰に過剰な負担をかけていないかを簡単に調べる方法として、以下の4つのセルフチェックを紹介します。
① 胸椎の回旋チェック(背中のひねり)
目的:胸椎の可動性を見る
【方法】
- 椅子に座って、腕を胸の前で組む
- 腰を固定して、左右に体をゆっくりひねる
- 左右差や詰まり感がないかを確認
▶︎ 左右差がある、背中が硬くて腰が動いてしまう→胸椎が硬く、腰で代償している可能性あり
② 股関節の屈曲チェック(脚の持ち上げ)
目的:股関節の柔軟性を見る
【方法】
- 仰向けに寝て、片膝を胸に引き寄せる
- 反対側の足が浮かないように注意
▶︎ 膝が胸に近づかない、腰が浮く→股関節の硬さが腰の負担につながっているかも
③ しゃがみこみチェック(股関節・足首・体幹の連動)
【方法】
- 足を肩幅に開き、深くしゃがむ
- 背中が丸まらず、かかとが床についたままが理想
▶︎ 背中が丸まる、バランスが崩れる、かかとが浮く→動作の中で腰に負担が集中している可能性あり
④ 側屈チェック(体を横に倒す)
【方法】
- まっすぐ立って、体を左右に倒す
- 倒しやすさ、突っ張り感を確認
▶︎ 左右差がある、腰や背中に張りが出る→動きのクセが腰痛のリスクを高めている可能性あり
鍼灸接骨院oasisで行う腰痛治療のアプローチ
鍼灸接骨院oasisでは、単に「腰を施術する」のではなく、なぜ腰に負担がかかっているのか?を全身から評価・分析し、構造・動作・神経のバランスにアプローチします。
施術内容には以下が含まれます:
- 局所の筋緊張・炎症を抑える整体・鍼灸施術
- 胸椎や股関節など、動かすべき関節の可動域回復(モビリティトレーニング)
- 支えるべき関節を安定させるPNFストレッチや体幹トレーニング
- 生活習慣・動作改善・セルフエクササイズ指導
まとめ:腰痛は“結果”、原因はもっと広い視点で見るべき
腰痛を本当の意味で改善するには、「腰を治す」ことではなく、体全体の使い方を整えることが必要です。
- 本来動くべき関節が硬い
- 本来支えるべき関節が不安定
- その代償で腰が無理をしている
この「連鎖」を止めることこそが、腰痛の根本改善と再発予防のカギです。
違和感の段階で気づくことが、重症化を防ぐ最大のチャンスです。
セルフチェックで少しでも気になる点があった方は、お早めにご相談ください。
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