スポーツや日常のクセが引き金に?運動療法で変わるあなたの膝!
こんにちは、鍼灸接骨院oasisの萩原です。
今日は、最近当院でも増えている「鵞足炎(がそくえん)」について、少し掘り下げてみたいと思います。
膝といえば、変形性膝関節症や半月板損傷を思い浮かべる方が多いと思いますが、**「内側がチクチク痛む」「階段を下りるのがツラい」**といった症状で来院される方の中に、実はこの鵞足炎が隠れているケースが少なくありません。
鵞足炎って、そもそもどこが痛いの?
まずは簡単に場所の確認です。
「鵞足(がそく)」というのは、太ももの内側から膝の内側下あたりに伸びている3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が合流している場所のこと。
この形がガチョウの足に似ているから「鵞足」と言われています。
そこが**擦れたり引っ張られたりして炎症を起こすと、「鵞足炎」**になります。
どんな人がなりやすい?
当院で多いのはこんな方です:
- 中高生の部活生(特にサッカー・陸上・バスケ)
- 日常的に階段や坂を使うことが多い方
- 股関節が硬い or 太ももが張りやすい方
- 産後やデスクワーク後に姿勢の崩れがある方
つまり、スポーツを頑張る若い世代から、日常生活のクセが積み重なった中高年まで、幅広い世代に起こりうる症状なんです。
放っておくとどうなる?
鵞足炎は、痛みが出たり引いたりすることが多く、
「一回治ったから大丈夫かな」と思って再発する…というケースがとても多いんです。
しかも、膝の曲げ伸ばしで痛みが出るため、次第に動かすのが怖くなって関節が硬くなり、悪循環に陥る方も。
ですので、「軽い痛みだから…」と思わず、早めのケアが肝心です。
鍼灸接骨院oasisでは“運動で治す”をベースにしています
さて、ここからが鍼灸接骨院oasisのこだわりです。
鵞足炎と聞くと、「電気あてて湿布して終わりかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では【運動療法】をメインに据えたアプローチを行っています。
なぜかというと――
根本的な原因が「膝」じゃないケースが多いからです。
実は、膝の痛みは「股関節の硬さ」や「足首の不安定さ」、「胸椎の硬さ」といった、身体の他の部位の動きの悪さが原因で起きていることがとても多いんです。
PNFストレッチ×モビリティトレーニングの組み合わせ
当院では主にこの2つの運動療法を組み合わせて施術を進めます。
PNFストレッチとは?
ただ伸ばすストレッチではなく、「力を入れてから脱力して伸ばす」ことで、筋肉と神経の連動を改善します。
- 筋肉の反応を高めて再教育
- 可動域を自然に広げる
- スポーツ前後のコンディショニングにも◎
モビリティトレーニングとは?
膝を守るには、「膝以外の関節の自由度(モビリティ)」がとても大切です。
そこで、股関節や足首の動きを引き出すエクササイズを行います。
- 股関節のねじれを解消する動き
- 足関節の背屈を引き出すトレーニング
- 骨盤と体幹を連動させた“使える動き”の習得
「筋肉をゆるめる」ではなく、「正しく使える身体に戻す」ことがポイントです。
実際にやっていることって?
例えば、高校生アスリートの例だと…
- 膝の内側に軽い圧痛あり/歩行で違和感
- 評価すると「股関節の内旋制限」「片足立ちでバランスが不安定」
- 手技で筋肉をリリース→PNFで半腱様筋の協調性を再学習
- モビリティトレーニングで体幹と股関節の連動性を改善
- セルフケアとフォーム指導を行い、痛みを繰り返さない体づくりをサポート
このように、評価→施術→運動→再評価→再発予防まで、一貫して行っています。
「運動嫌いでもできますか?」
よく聞かれるのですが、答えはYES!です。
運動療法といっても、アスリート向けのハードな内容ではありません。
「日常生活を楽にする」ためのやさしい内容から始めるので、運動が苦手な方・高齢の方でも安心して取り組めます。
最後に|その膝の痛み、無理せず一度チェックを
鵞足炎は、「疲れたかな?」と思っているうちに悪化してしまうことも少なくありません。
膝だけでなく、身体全体の動きのクセを見直すことで、膝の痛みはもっと楽に、もっと根本から変わります。
「整骨院で運動ってちょっと意外…」
「でも、納得して治したい」
そんな方こそ、ぜひ一度oasisにご相談ください。
“動ける身体”を一緒に作っていきましょう!
鍼灸接骨院oasis
アスリートのケガ・パフォーマンス低下は、現役経験者の視点から徹底サポート。
スポーツ現場での捻挫も、早期復帰と将来のために、確かなケアを。
LINEでの事前相談受付中
整骨院、接骨院選びに迷う時間、お悩みにかけるお金、もう無駄にしないでください。
まずはご予約いただき、お話をお聞かせいただければと思います。